お客様の「肩の痛み」それってホントに五十肩(四十肩)?セラピストが知っておくべき5つのポイント

   

鍼灸師でヨ―ガ療法士 アーユルヴェーダとヨガを愛するセラピスト ケララウェルネスサロンの木村明代です。セラピスト歴18年目、新神戸駅前の医療ビルで開業して8年目のアラフォー治療家です。


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素晴らしい手技を役に立てるには、自分に対応できるかどうかも大切な要素だとおもいます。

いつもと同じ施術でいいの?

リラクゼーションや美容が目的のサロンであっても、

肩が痛いという人たくさんこられますよね。

もちろん診断や治療はできません。

これはお医者様だけができるもの。セラピストにはできません。

でも、知っていたら、悪化させるのを避けられたり、もっと早く他の治療をおすすめできたり、

ドクターの診察をうけることをご提案できたりするのでは?

 

身体を心を、その人をまるごとみるための「ものさし」あなたは何個もっていますか?

あなたはその人の何を見て、どんなモノサシを使いますか?

 

私自身、セラピストになりたての「自称セラピスト」時代に失敗した経験があるからこそ、こういう知識の必要性を感じるこの頃です。

 

例えば肩の痛みがあるという場合

「それほんとに五十肩?患者さんの言葉をどうとらえるか」

 

ポイント1 その他の可能性、その周囲の鑑別を考える

五十肩の周辺の症状を考えてみる。もしかしたらこういうのかも。。?と予測をしておくことが大切。

上腕二頭筋長頭炎

肩峰下滑液包炎

腱板炎

腱板断絶

内臓からの痛み

などかもしれません

 

ポイント2 問診で情報を集める

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ご本人に質問をして情報を集める。

①主訴  メインの訴え、症状

②現病歴  それはどういうものか

③最初の発病 いつ? 急にか徐々にか 原因 症状 部位 受診歴 他の治療 経過など

④今回の発病 上記の内容と同じ

⑤現在の症状

症状・部位
自発痛 夜間痛 拳上障害 結帯障害 結髪障害 頚の運動

⑥生活状況 職業 スポーツ 嗜好品

⑦その他  既往歴 家族歴

ポイント3 テストをしてさらに情報を集める

例えば徒手検査といわれるもので、五十肩の時にやってみるのは下記のようなテスト法です。

やり方はここでは省きます。

 

調べるもの              テスト法              疑われること

上腕二頭筋長頭腱炎 ヤーガソンテスト

 

上腕二頭筋長頭腱部の炎症など
スピードテスト

 

上腕二頭筋長頭腱部の炎症など
ストレッチテスト

 

上腕二頭筋長頭腱部の炎症など
腱板損傷・肩峰下滑液包炎等 ペインフルアーク徴候(有痛弧) 腱板炎・腱板の不全断裂・肩峰下滑液包炎
ダウバーン徴候

 

肩峰下滑液包炎
ドロップアームテスト

 

腱板(棘上筋)の断裂など
インピンジメント徴候

 

腱板炎・腱板断裂(腱板損傷)など

ポイント4 その他チェックしてさらに情報をあつめる

 

触ってみたりしてもっと情報をあつめる

1、発赤  腫脹  熱感  はあるか?

2、痛みや、拘縮はあるか?  三角筋、 棘上筋、棘下筋、など

3、圧痛はあるか? 押して痛いところはどこか?

4、結髪(髪の毛を後ろで結ぶ動作ができるか)

結帯(帯を後ろで結ぶ動作ができるか)

ポイント5 お客様の言葉をうのみにしない。

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肩といっても、その意識の部位は本当に人によってさまざまです。

最大のコツは「人差し指一本で痛いところを指さしてもらう。」

です。

なーんだそんなこと。と思うかもしれませんが、手のひらで「このへん」とやってしまうと

ものすごいおおざっぱです。

広範囲に痛いとおっしゃっても、一番痛いところを人差し指で指さしてもらう。のです。

よくあるのが、肩が痛いと言っていたのに、

「そこは肩でなくて腕やん」

「そこは首やん」とつっこみたくなるような部位を指し示すこともよくあります。

体の事を学んだことがない人が大半なので、当たり前です。

やさしく、素直に情報を提供してもらえるように、

セラピストも、信用してもらって、オープンかつニュートラルであることが大切ですね。

あとは、セラピストの思い込みもなるべく排除して。

お客様の最善を尽くしましょう♪

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